ミニマリストとは?

意味について
ミニマリストとは、「最小限の」という意味のミニマルから派生した造語で物を出来るだけ減らし、必要最低限の物だけで暮らす人のことです。 また2012年頃から世界中で広まっている物を持たないライフスタイルを指すこともあります。 ミニマリストの基本的な考え方は、不要なものは排除し本当に必要な物だけを持つ方が、豊かに生きられるという物です。少ない物で豊かに暮らすという考え方は環境問題を背景に以前からありました。しかし、近年の広がりは多くの物を手に入れても満たされなかったり、物に埋もれて必要な物がわからないなど物を所有することによる暮らしにくさ・生きづらさにと思っている人たちが、物を持たない方がラクに生活できると気づいたためと考えられます。
ミニマリストと断捨離の違いは?
ミニマリストと混同されやすい言葉に「断捨離」があります。断捨離はミニマリストとはどのような違いがあるのだろうか?
前述したように、ミニマリストとは最小限主義者のこと一方、断捨離とは次のような意味を持つ。
断・新しいモノを断つ
捨・すでに所有する不要なモノを捨てる
離・モノへの執着から離れる
つまりミニマリストは、生き方・ライフスタイルまたそれを実践する人を表し断捨離とはモノを減らすための方法論を表しているのだ。よってミニマリストになるための方法のひとつとして挙げられるのが、断捨離であると言えるのだ。
ミニマリストになることで得られるメリット
ミニマリストは表面的にモノが少ない事を指すだけでなく、マインドを指すこともある。ここではミニマリストになる事で得られる表面と内面に関するメリットを紹介します。
1、自分が大切にしたいことに気づける
モノを取捨選択する過程で自分のライフスタイルを見つめ直す機会があるはずです。例えば「自分にとって一番大切なことは仕事なのか家族との時間なのか」こうしたステップを通して自分にとって何が重要なのか改めて気づくことができます。
2、お金・時間・労力などのコストを削減できる
モノを減らすことは、お金や時間・労力の節約にも繋がります。買い物の機会が減れば今まで購買行動にかけていたお金と時間を節約することができる。また、モノを所有するということはモノを管理するということでもある。片付けたり、掃除をしたり、探し物をしたりする時間や労力までも少なくすることができるのだ。
3、生活にゆとりができる
モノを購入管理するお金や時間、労力が減ることで自分への投資ができるお金・時間・労力が増える。余裕ができた分、自分磨きをしても良いでしょう。自分にゆとりがあるからこそできることが増えるのはミニマリストになることのメリットの一つです。
4、引越しや転勤などの変化にも柔軟に対応できる
何度も言いますがミニマリストは持ち物が少なく身軽。よって場所の移動がしやすいのだ。また、自分にとって重要なものや優先順位が変化した際にも自分の意思で柔軟に方向転換がしやすい。
5、外的要因に左右されない
ミニマリストは、外的要因に踊らされはしない。なぜなら自分にとって何が重要か知っていて、自身の判断軸を持っているからです。
例えば、衝動買いが少ないのもミニマリストの特徴です。「無駄なショッピングをしないためにじっくり考え判断する」といった、強い意思で決断することを繰り返すことで自分自身のコントロールができてくるのだ。