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一般的に可燃ゴミ・不燃ゴミなどの指定袋に入らないものが粗大ゴミとされていますが、粗大ゴミの具体的な捨て方については意外と知られていないものです。
そこでこの記事では、神戸市における粗大ゴミの正しい捨て方、申込み方法や手順について解説します。
粗大ゴミの捨て方【神戸市】
神戸市では、粗大ゴミのことを「大型ごみ」と呼びます。
大型ごみとなるのは45リットルの指定袋に入れて、口をしっかりと結ぶことができないものです。また、指定袋の口を結ぶことができたとしても、単品で5kgを超える重さになると大型ごみとなります。
粗大ゴミは、いつでも好きなときに処分できるわけではありません。神戸市での粗大ゴミの捨て方は、インターネットや電話・FAXで事前に申込む方法と、ゴミ処理施設に直接持ち込む方法の2種類があります。
ここでは、それぞれの手順を詳しく紹介していきます。
インターネットで申込む場合
神戸市大型ごみインターネット受付から粗大ゴミの回収を申込む手順は、以下の通りです。
①「神戸市大型ごみインターネット受付」にアクセス
神戸市大型ごみインターネット受付にアクセスし、申込みの手順や注意点を確認したうえで、「はい(申込みに進む)」をクリックしましょう。
②新規申込み(初めて申込む方)からメールアドレスを登録
③受信したメールに記載されたURLにアクセス
④氏名・住所・電話番号・排出場所など、基本情報を登録
⑤粗大ゴミの「品目」を選択し、処分手数料を確認
⑥処分手数料と同額の大型ごみシール券を購入
大型ごみシール券はコンビニやスーパーで購入可能です。また、インターネット申込み時の選択でキャッシュレスでの支払いも可能です。
⑦処分する粗大ゴミにシール券を貼付
キャッシュレス決済の場合は、シール券と同様のサイズ(約100mm×130mm)から A4(297mm×210mm)程度の大きさの用紙を、排出する粗大ゴミに貼り付けます。
記載内容は、大型ごみ受付センターから案内された受付番号・収集日・品目ごとの処分手数料を記載してください。
⑧指定された日になったら、粗大ゴミを排出場所に出す
電話・FAXで申込む場合
神戸市で粗大ゴミ回収は、電話・FAXで申込むことも可能です。
電話:078-392-7953
FAX:078-392-5500
(受付時間:月曜日から金曜日 午前9時から午後4時)
※祝日も受け付けています(12月29日から1月3日除く)
※月曜日や祝日の翌日は電話が込み合うことがあります。
神戸市で大型ごみを回収依頼を電話で申込む手順は、以下の通りです。
①粗大ゴミを処分する人と粗大ゴミの内容を伝える
処分する人の氏名や住所、電話番号などの基本情報を伝えたうえで、粗大ゴミの品目と数量などを伝えましょう。サイズや重さを聞かれる場合もあるため、あらかじめ測っておくと良いでしょう。
②粗大ゴミの処分手数料と受付番号(4桁)、収集日、排出場所などを確認
以降は、インターネット申込みと同じです。
③処分手数料と同額の大型ごみシール券を購入する
④処分する粗大ゴミにシール券を貼付
⑤指定された日になったら、粗大ゴミを排出場所に出す
自分で持ち込む場合
神戸市では、粗大ゴミをゴミ処理施設まで自分で持ち込むという捨て方も可能です。
ただし、ゴミ処理施設まで持ち込む場合も、事前予約または事前連絡が必要です。
例えば、布施畑環境センターの場合、1日の持込み量が大型ごみ5点+大型ごみの付属品等3袋を超える場合は、事前予約が必要となります。
布施畑環境センター受付時間は、以下の通りです。
所在地:兵庫県神戸市西区伊川谷町布施畑字丸畑
営業時間:月曜~金曜 8時30分~12時、13時~16時
(月曜~金曜の祝日(振替休日を含む)は、8時30分~15時)
電話番号:搬入管理事務所 078-974-2411、予約専用ダイヤル078-595-6122
粗大ゴミを自分で持ち込んで処分する場合の捨て方は、以下の手順です。
①予約専用ダイヤルに電話
粗大ゴミを持ち込む日、持ち込む予定の粗大ゴミの品目や数量を伝えましょう。
②持ち込む粗大ゴミの写真を撮影
持ち込み時に自身のゴミであることを示す必要があり、ゴミの発生場所および排出前の状況が分かる写真の提示を求められます。例えば、自宅で使用していた家具などを粗大ゴミとして捨てる場合、自宅の外観と表札、部屋の様子と家具が一緒に写るように写真を撮りましょう。
写真は、スマホやタブレットで撮った画面を提示しても問題ありません。
③粗大ゴミを指定の場所まで持ち込む
④粗大ゴミの処分手数料を支払う
処分手数料は、持ち込み当日に現金で支払います。粗大ゴミを持ち込む場合の処分手数料はゴミの重量によって異なります。
(1〜10㎏:140円、11〜20㎏:280円、21〜30㎏:420円)
神戸市の布施畑環境センターに持ち込む場合、1日の持込み量が大型ごみ5点+大型ごみの付属品等3袋以下の場合には、事前予約も写真の提示も不要です。
ただし、持ち込むごみの内容確認のため事前にセンター搬入管理事務所に連絡を入れる必要があります。
粗大ゴミの処分にかかる料金と支払い方法
続いては、神戸市の粗大ゴミ処分にかかる料金と支払い方法について説明します。
神戸市における主な粗大ゴミの処分手数料は、以下の通りです。
品目 | 手数料 |
自転車(14インチ以下のもの) | 1台につき 300円 |
鏡台・ドレッサー | 1台につき 600円 |
こたつ(天板含む、家具調) | 1台につき 600円 |
食器棚(高さが90cmを超えるもの) | 1個につき 1,200円 |
たんす(高さが90cm以下のもの) | 1さおにつき 900円 |
電子ピアノ(脚付きのものに限る) | 1台につき 3,000円 |
ベッド(シングル以外。マットレス除く) | 1台につき 1,200円 |
マッサージ機(いす型) | 1台につき 3,000円 |
本棚(高さが90cmを超えるもの) | 1本につき 900円 |
上記以外の粗大ゴミの処分手数料がいくらかかるのか、すぐに調べたい方は「神戸市大型ごみ品目一覧表」を確認しましょう。検索キーワードの欄に、処分したい品目を入れると手数料が表示されます。
神戸市で粗大ゴミを捨てるときの注意点
神戸市における粗大ゴミの捨て方で、注意したいポイントは以下の4点です。
まずはリユースを検討しよう
粗大ゴミを出す前に一度「リユース」を検討しましょう。
神戸市では、粗大ゴミの減量への取り組みとしてリユースプラットフォーム「おいくら」と連携し、環境と財布に優しいリユース促進運動をおこなっています。
リユースとは、一度使用された製品や製品の一部、部品などの使えそうな物をそのまま再使用することです。
粗大ゴミのリユースを依頼する手順は、以下の通りです。
①「おいくら」のサイトで査定したい商品カテゴリを選択
②商品・申込みの方の基本情報を入力して査定依頼
③届いた査定結果から買取店を選択
④不用品処分完了
ただし、リユース不可のものは引き取ってもらえないため、粗大ゴミとして処分が必要です。
1回に排出できる粗大ゴミの点数
神戸市では、1回の申込み(同じ収集日)に出せる粗大ゴミは5点までとなっています。
そのため、5点以上申込みする場合は、収集日を2回以上に分けて申込む必要があります。
また、自分で持ち込む場合も、1台のクルマで2世帯以上の粗大ゴミをまとめて排出することはできません。
粗大ゴミとして捨てられないものもある
神戸市の規定により、粗大ゴミとして捨てられないものもあります。
粗大ゴミ回収の対象外となるのは以下の4つです。
①単品で重量が70kg超える、体積が2.5立方メートルを超えるもの
②店舗から出たゴミなどの事業活動に伴うもの
③家電リサイクル法対象品(テレビ、エアコン、冷蔵庫・冷凍庫、洗濯機・衣類乾燥機)
④パソコン
上記に当てはまるものは粗大ゴミとしては捨てられないため、別の捨て方を検討する必要があります。
指定された日より前には捨てない
神戸市の粗大ゴミ回収を利用する場合、必ず排出日を指定されます。
大型ごみ受付センターから指定された排出日より前に出すと近隣地域の迷惑となるため、指定された日にちを守りましょう。
当日は、午前5時〜午前8時までに指定された排出場所に出します。もし指定日に排出したにもかかわらず回収されていないという場合は、問い合わせてみましょう。
問い合わせ先は、神戸市から委託を受けて粗大ゴミの収集を行う「神戸市生活環境事業協同組合(生環協)(TEL078-686-7351)」です。
神戸市で粗大ゴミを捨てるなら不用品回収業者を利用するのもおすすめ
ここまでは、神戸市における粗大ゴミの捨て方を紹介してきました。
しかし、自治体の粗大ゴミ回収には以下のようなデメリットもあります。
・事前に申込みが必要
・回収を依頼する場合、申込みから排出まで1~2週間かかる
・1回に排出できる粗大ゴミは5点まで
・排出まで粗大ゴミを運搬しなければならない
そのため、「処分したい粗大ゴミが大量にある」「粗大ゴミをすぐに処分したいが運び出しが困難」という場合には、自治体の粗大ゴミ回収ではなく、不用品回収業者の利用がおすすめです。
不用品回収業者なら、粗大ゴミの種類や量にかかわらず、まとめて回収してもらえます。
また、最短で即日対応してくれる不用品回収業者もあるため、忙しい方や急いでいる方も、自分の都合に合わせて処分できるというのが大きなメリットと言えるでしょう。
不用品回収業者の中には、買取サービスを行なっている業者もあるので、不用品の中にリユースできそうなものがあった場合は買い取ってもらえる可能性もあります。
見積もりは無料という不用品回収業者も多いため、複数の業者から見積もりを取って比較検討することも可能です。
関西エリアで粗大ゴミを捨てるなら不用品回収ゼロにご相談ください
今回は、知っているようで知らない「粗大ゴミの捨て方」について解説しました。
神戸市の粗大ゴミ回収や持ち込み処分を利用する場合、排出場所までは自分で運搬する必要があり、また1回に捨てられるゴミの点数に制限もあります。
そのため、特に大量の粗大ゴミをまとめて処分したい場合には、不用品回収業者の利用もぜひ検討してみてはいかがでしょうか。
不用品回収ゼロは、関西エリアで業界最安値に挑戦している不用品回収業者です。出張見積もり、出張査定はすべて無料でご利用いただけます。また、粗大ゴミの量に合わせてお客様にとって最適なプランをご提案しており、追加料金の発生もありません。
一般廃棄物収集運搬会社と業務提携を結んでおり、どんな種類のゴミ(一部法規制あり)であっても各自治体の法令に基づき適切に処理しております。
関西エリアで粗大ゴミの処分が必要な場合は、ぜひ不用品回収ゼロにお気軽にご相談ください。